株式会社重慶飯店は、10月6日の「中秋節」に合わせて、9月1日から中秋節限定の「月餅」各種の販売を始めた。中国では中秋節を「団円節」と呼び、家族みんなで円卓を囲んで団らんを楽しむ大切な日とされている。重慶飯店は、そんな想いを込めて、満月に見立てたアヒルの塩漬け卵黄を月餅に忍ばせている。この月餅は、世代を超えて愛され続けている。
今年初めてお目見えする「蓮蓉蛋黄大月餅」は、縁起の良い蓮の実餡を使っているのが特徴だ。蓮は「清らかさ」や「子孫繁栄」のシンボルとされ、餡の香りと上品な甘さがたまらない。その餡の中に、満月そっくりの塩漬け卵を2個も入れており、甘じょっぱい味わいが楽しめる。この月餅を切り分けてみんなで食べるのは、家族が円満に過ごすことを願う「団円」を形にしたもの。なめらかな餡とホクホクした卵黄の食感のコントラストは、まさに職人技の結晶である。
他にも、定番の「豆沙蛋黄大月餅」など、伝統の製法で丁寧に作られた月餅が勢揃いしている。同社の月餅は、日本人の好みに合わせた優しい甘さで、幅広い年代から人気を集めている。販売は数量限定なので、手に入れたい人は早めにチェックした方が良さそうだ。