京都醸造は、定番ビール『一期一会』について、9月末に出荷される商品から「要冷蔵」から「冷暗所保管」に切り替えることを発表しました。これにより、冷蔵設備のない場所でもクラフトビールを楽しめるようになります。
この変更は、同社が2月に採用した「缶内二次発酵製法」によるもの。この伝統的な手法は、ビールに酵母と糖分を加え、缶の中で自然に炭酸を発生させることで、加熱殺菌をせずに保存性を高めることができます。これにより、味わいを損なうことなく、熟成による風味の変化も楽しめるようになりました。
クラフトビールは鮮度を保つために「要冷蔵」が一般的でしたが、この製法によって「フレッシュさ」と「扱いやすさ」の両立を実現。
また、この製法で糖分を加えるため、日本の酒税法上は「発泡酒」に分類されますが、麦芽の使用比率は95%以上とビールと同じです。きめ細やかな泡や熟成香が楽しめる、より本格的なセゾンに仕上がっています。
クラフトビールを飲む機会が少なかった人も、この機会に京都醸造の『一期一会』を試してみてはいかがでしょうか。