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訳ありいちじくを救う!お亀堂が新商品『いちじくガレット』を発売

愛知県豊橋市の老舗和菓子店「お亀堂」が、規格外で廃棄される「チョイ訳ありいちじく」を使った新商品『いちじくガレット』を発売しました。

愛知県は全国でも有数のいちじく産地ですが、いちじくは非常にデリケートな果実。風雨などによるわずかな傷や、熟れすぎただけで規格から外され、例年2割ほどが廃棄されてしまうそうです。特に今年は高温の影響で廃棄が増加しています。

そんな農家の悩みを耳にしたお亀堂が、食品ロス削減を目指して商品開発をスタート。収穫翌日のいちじくをすぐにペースト状にし、ガレットの生地で包んで焼き上げました。水分が多い果物は熱を加えると風味が落ちると言われていますが、いちじくは味がしっかり残るため、和菓子屋ならではのしっとりした美味しいお菓子に仕上がっています。

価格は1個税込230円、4個入りが税込1,180円。

『いちじくガレット』は、お亀堂の直営店各店のほか、豊橋駅のキヨスクや道の駅とよはし、オンラインショップでも購入できます。

お亀堂は、今後もいちじく以外の規格外農産物を使った商品開発を行い、地域の農家を支援していくとのこと。美味しさで社会課題に挑む、老舗和菓子店の挑戦に注目です。

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